カメキオトメウミウシ Dermatobranchus primus Baba, 1976
特徴
体長約 10 mm の微小なオトメウミウシ類。背面に最大 30 本のきわめて細い縦褶があり、外套膜は淡黄白色で縦褶上に並ぶ眼状斑紋をもつ。触角の棍部は黒色で、頭幕・体側面・腹足の裏面はいずれも黄白色で斑紋を欠く。同属の Dermatobranchus striatus に見られる三日月状の黒色帯を欠く点が外見上の主要な識別形質となる。分布
模式産地は相模湾・亀木礁 (水深 10〜12 m)。原記載時は模式産地のみから知られていた。種小名の由来
種小名 primus はラテン語で「最初の」「第一の」を意味する。和名「カメキオトメウミウシ」は模式産地の亀木礁にちなむ。補足
背面に不規則な列をなして並ぶ瘤をもつスピッツベルゲン産の Dermatobranchus walteri に近縁とされるが、本種は瘤を欠く点で外見的に区別される。References