色から探す

主色 12 色から世界のウミウシを探せる入り口です。各色の生物学的な意味 — 警告色構造色盗葉緑体隠蔽色 — の解説と、その色を代表する種の写真を並べています。色の仕組みをもっと深く知りたい方は ウミウシの色は本当に「構造色」か も合わせてどうぞ。

Red

赤いウミウシの多くは、食べたカイメンや刺胞動物から色素と化学防御物質を取り込み、その鮮やかな赤で「自分は不味い」と捕食者に伝えている。イボウミウシ類やアオウミウシ属の派手な赤紫は、こうした警告色戦略の代表例として知られる。

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Brown

茶色は海藻に隠れる擬態と、砂泥底に溶け込む隠蔽色の両方で役立つ。アメフラシの仲間は海藻のあいだに紛れ、ナツメガイ類や一部のドーリス類は砂や泥の上でひっそりと暮らす。地味に見えて、ウミウシのなかで最も種多様性に富む色彩でもある。

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Orange

橙色の体は、餌から取り込んだカロテノイド系の色素によるものが多い。ヒカリウミウシ属やツガルウミウシ属の鮮やかな橙は、突起や縁取りのアクセントとあわせて、化学防御をもつことを捕食者に示す警告色として働いている。

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ピンクPink

ピンク色は、カイメン由来のカロテノイドや構造色から生まれることが多い。サクラミノウミウシなどの淡いピンクをまとう種は、ヒドロ虫やイソギンチャクを食べながら、その刺胞を自分の背側突起に取り込んで防御に使い回す。

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Yellow

黄色の体色はカロテノイドの代表で、餌のカイメンや海藻から取り込んで発色する。鮮やかな黄や硫黄色は、化学防御を備えることを捕食者に伝える警告色として、多くの分類群で繰り返し進化してきたと考えられている。

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Green

緑色のウミウシの多くは嚢舌類と呼ばれるグループで、海藻の細胞から葉緑体を取り込んで自分の体に保持し、植物のように光合成しながら生きる。一部の種はその働きだけで数か月生き延びることが知られ、動物と植物の境界を曖昧にする独特の生き方を見せる。

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Blue

海の動物にとって青い色素はめずらしく、ウミウシの鮮やかな青は皮膚内のグアニンナノ結晶を「ピクセル」状に並べて作り出される構造色によるもの。角度を変えてもくすまないマットな青は、捕食者に化学防御の存在を伝える警告色として磨かれてきた。一方で漂流するアオミノウミウシは水面に逆さに浮かび、空に向けた腹面の青と、海中に向けた背面の銀白色によるカウンターシェーディングで身を守る。

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Purple

紫色は青と赤の色素の組み合わせ、あるいは餌のカイメンから取り込んだ色素から生まれる。イロウミウシ類の紫帯は、左右対称の鮮明な模様とあわせて、捕食者に対する強い警告として洗練されてきた。

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White

白いウミウシは一見地味だが、突起や二次鰓の黒・橙・赤の縁取りで強いコントラストを作り、警告色として機能する。イロウミウシ類やツノザヤウミウシ類の白い体は、化学防御を端的に示す最小限のシグナルとして繰り返し進化してきた。

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Gray

灰色は砂泥底や苔むした岩肌に紛れるための隠蔽色。ナツメガイ類や地味なドーリス類は、灰色の地に細かな斑点をまとい、ほとんど動かない暮らしと組み合わせて目立たないように生きている。

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Black

黒い体は青や黄の派手な色との対比で鮮烈な警告色となる。リュウグウウミウシ類の青黒い地に走る黄や橙の鮮やかな色帯は、コケムシから取り込んだ毒性物質を捕食者にはっきり示すための、進化が磨き上げた警告のサイン。

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透明Transparent

透明な体は、外洋を漂って暮らすウミウシたちの海中迷彩。クリオネを含む翼足類や、青く美しいアオミノウミウシは、海水に体を溶け込ませて捕食者から身を隠す。漂流と透明性を組み合わせたこの戦略が、遠洋の生態系をひそかに支えている。

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