ミクロメロ・スクリプトゥス Micromelo scriptus (Garrett, Citation1857)

Micromelo scriptus

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特徴

卵形の細長い薄殻で、地色は半透明の灰色。殻には 3 本の離れた黒色横縞が走り、その間を縦方向の波状線が横切る。体表の白斑は比較的大きめかつ広い間隔で散在しており(斑同士の距離が斑そのものより大きい)、これが同属他種(M. undatusM. guamensis では白斑がより密)との識別点。マント・触角・足の縁には黄橙色の帯があり、その内側に淡青または淡緑色の拡散帯が続く。頭楯は縦横同長で中央がくびれた形状、後縁は平滑。殻は細長く、殻頂部が殻口後端を越えて突出する。

分布

インド洋から中部太平洋にかけて広く分布するインド太平洋種。ハワイ諸島、モザンビーク、南アフリカ、サモア、台湾、フランス領ポリネシアなどから記録がある。日本からの確認記録は原論文では示されていない。模式産地はハワイ島ヒロの潮間帯プール。
2021 年の Feliciano ほかによる分類見直しで Bulla scripta Garrett, 1857 を原記載名として復活した。

種小名の由来

種小名 scriptus はラテン語で「書かれた」「文字で記された」の意味で、殻に走る線条模様を書かれた文字に見立てたもの。1857 年に Andrew Garrett が Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Philadelphia 誌 9 巻の p. 103 で Bulla scripta として記載した。Garrett の原記載は文のみで図はなく、模式標本(syntype)は現存確認されず散逸したと考えられる。

補足

2021 年の Feliciano ほかによる分子系統解析により M. undatus sensu lato 複合体の 4 種のうちの一つとして復活した。Deshayes, 1863 が記載した Bulla eximia(レユニオン島)はシノニム
ミズヒキゴカイ科の多毛類を食べる捕食性の貝。
和名は現時点で未提唱。
References
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