コイボオトメウミウシ Dermatobranchus tuberculatus Gosliner & Fahey, 2011

コイボオトメウミウシ Dermatobranchus tuberculatus

Location
インドネシア>スラウェシ島>レンベ>Makawidey 2
Date
2018/01/25
Size
5mm
Depth
15.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

体長5〜12mmほど。体は細長く三角形で扁平、後方は丸い。足はわずかに外套膜の縁を超えて張り出すか、または外套に完全に覆われる。外套は粗くてランダムに分布する丸いコブ(tubercle)に覆われ、明瞭な縦走稜を欠く。口幕は前方に張り出し、角は丸い。広く離れた棒状の触角は口幕の後ろにあり、縦褶葉と短い頂部突起をもつ。柄は細くならない。
背面・口幕・足の地色は淡白〜タン色または紫色。コブは概して淡褐色で、より濃い褐色の点刻をもつ。外套前半部の中央背面には淡褐色の三角形のマークが現れることがある。口幕は白で少数の暗褐色の細点をもち、ピンク〜紫色の縁取りをもつ。触角は淡褐色で白色の頂端直下にやや濃い褐色の色素をのせる。

分布

パプアニューギニア、東マレーシア、フィリピン。模式産地は Ligpo Island, Batangas Province, Luzon Island, Philippine Islands, 28 m。

種小名の由来

原記載 (Gosliner & Fahey, 2011, p.341) の Etymology 段落は次の通り — "The specific name tuberculatus refers to the presence of rounded tubercles on the dorsal surface of the notum that characterize this species. It is a noun in apposition" 種小名 tuberculatus は同格名詞で、外套表面に並ぶ丸いコブにちなむ。

補足

外見・解剖ともに D. pustulosus Hasselt, 1824 に最も近いが、丸いコブが結節(nodule)状ではなく稜にも組織化されていない点で区別される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Dermatobranchus tuberculatus の解説・写真が掲載されています。

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