ディヴェルシドーリス・スルプレア Diversidoris sulphurea (Rudman, 1986)
- Location
- オーストラリア>ニューサウスウェールズ>Kurnell>The Steps
- Date
- 2020/06/11
- Size
- 20mm
- Depth
- 15.0m
- Water temperature
- 16.0℃
特徴
色彩はニューサウスウェールズ産個体とタスマニア・南オーストラリア産個体で異なる。NSW 産では体表全体が一様に鮮やかな黄色で、外套膜縁の周囲に橙色の斑点が規則的に並び、縁に接するか縁のすぐ内側に位置する。腹足の縁にも同様の橙色亜縁斑列があり、側方の斑は外套膜のものより小さいが、腹足後方の見える部分の斑は同じ大きさ。触角と二次鰓は半透明黄色で、触角棍部の先端は半透明白色。タスマニア・南オーストラリア産個体は背面全体に規則的に並ぶ白色斑があり、表皮下顆粒の集合に由来する。一部の個体では外套膜の最外縁にもこれらの顆粒が集まって不連続な白色線を形成する。生時 25 mm に達する。固定下では体色を失い、淡い半透明の桃色がかった色になる。
分布
本種はオーストラリア南部に固有。模式産地は NSW・Port Hacking の Jibbon Head (水深 20 m)。原記載時は NSW・Jervis Bay・Victoria・タスマニア・南オーストラリア・西オーストラリアから記録されていた温帯固有種。種小名の由来
種小名 sulphurea はラテン語で「硫黄色の」を意味し、本種の鮮やかな硫黄色の体色にちなむ。補足
ニューサウスウェールズおよびタスマニアでは本種は常に同色のスポンジ Aplysilla sulfurea 上で見つかる。同じスポンジを摂食する別種 Noumea closei (Victoria・SA・Tasmania 分布) とは、N. closei では橙色斑が背面中央にも散在するのに対し本種では外套膜縁にのみ並ぶ点、および固定後の色彩が本種は淡い半透明桃色になるのに対し N. closei は深い赤褐〜ほぼ黒色になる点で外見的に区別される。原記載属は Noumea。後に Diversidoris に移され、WoRMS では Diversidoris sulphurea が accepted name となっている。
References
季節性
撮影地
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