ジムノドーリス・ブライセイ Gymnodoris bricei De Souza-Canal & Valdés, 2025
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
- Date
- 2010/03/13
- Size
- 10mm
- Depth
- 5.0m
- Water temperature
- 22.0℃
特徴
体は細長く幅狭く、多数の小さな円錐形〜細長い形の結節が大小さまざまに並ぶ。口膜は明瞭で 6 個の不規則な突起あるいは結節を持ち、背縁はもたず、口膜は後方で背面と融合する。体色は半透明の汚れた白色で、結節は赤色、口膜の縁には赤い線が走る。足の後端は半透明の灰色。内臓は体壁を通して橙色と白色の塊として見える。触角は球根状で 8 枚の褶葉を持ち、軸は白く先端は赤色。鰓は 12 枚の小さな単純な半透明葉が肛門の前方に一列に並び、葉の基部は不透明な白色。足は背面より狭く、不透明な白色。口触手は小さく鈍い。分布
ニューカレドニア南部 St. Vincent Bay の岩礁(水深 6 m)より記載された。現時点では模式産地のみから知られる。種小名の由来
De Souza-Canal & Valdés(2025)の記載によると、種小名 bricei は第一著者の父 Brice De Souza-Canal 氏への献名。海への情熱を分け与え、好奇心と科学的姿勢によって第一著者に批判的思考と細部への注意を育み、研究者としての歩みを導いてくれたことへの感謝を込めて命名された。補足
Knutson & Gosliner(2022)の Gymnodoris sp. Y に最も類似する。両種とも細長い体に橙赤色の斑点と口膜縁の線をもつが、Gymnodoris sp. Y は足の後端に目立つ橙色の斑紋を持つのに対し、本種にはそれがない。種境界解析でも両種は別グループに分離された。References
- Gymnodoris bricei, Knutson V.L. & Gosliner T.M. (2022). The first phylogenetic and species delimitation study of the nudibranch genus Gymnodoris reveals high species diversity (Gastropoda: Nudibranchia). Molecular Phylogenetics and Evolution. 171: 107470. https://doi.org/10.1016/j.ympev.2022.107470
- Gymnodoris bricei n. sp., SOUZA-CANAL J.D. & VALDÉS Á. (2025). The genus Gymnodoris Stimpson, 1855 (Mollusca, Nudibranchia) in New Caledonia, with descriptions of eleven new species. Zootaxa. 5710(1): 1-73. https://doi.org/10.11646/zootaxa.5710.1.1