アカクセニアウミウシ Phyllodesmium kabiranum Baba, 1991
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(北谷・南部エリア)>砂辺No.1
- Date
- 2008/06/14
- Size
- 20mm
- Depth
- 20.0m
- Water temperature
- 25.0℃
特徴
クセニアウミウシ属 (Phyllodesmium) の一種。外形は Phyllodesmium orientale に概して似る。口触手は細長く、触角は上半部にかすかに皺が入る。足後角は鈍い。背側突起 (cerata) は扁平で先端が湾曲することがあり、表面は疎らに低い結節をもつ点で P. orientale と異なる。右側の第 1・第 2 背側突起列はそれぞれ 1 列に並ぶ。頭部・背面・側面の体表は濃いオレンジ黄色 (サフランイエロー)。背中線に沿って頭部から背側突起群の末端付近まで細い不透明白帯が走る。口触手と触角の上半部は不透明白色。背側突起の遠位半部は 2 面が不透明白色、近位半部はオレンジ黄色で先端もオレンジ黄色。肝盲管は暗褐色で褐虫藻を含む。背側突起の凸面には基部から先端まで走るチョコレート褐色の縦線が 2〜5 本あり、線が吻合することもある。足底は淡いオレンジ黄色。分布
模式産地は沖縄県石垣島の川平。ホロタイプは生体 35 mm 個体。種小名の由来
種小名 kabiranum は模式産地の石垣島・川平 (Kabira) に由来する地名形容詞で、属 Phyllodesmium の中性形に合わせた語尾 -anum を取る。補足
橙色基調の体色は、P. hyalinum・P. crypticum・P. orientale の青みがかった群とは明瞭に対比される。クセニアウミウシ属の多くと同様に八方サンゴ類を食し、肝盲管内に褐虫藻を保持して光合成共生を行う。References