エレクトラウミウシ Ardeadoris electra (Rudman, 1990)

エレクトラウミウシ Ardeadoris electra

Location
日本>沖縄>沖縄本島(北谷・南部エリア)>砂辺浄水場前
Date
2015/07/15
Size
40mm
Depth
10.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

外套膜は幅広い卵形で張り出しが大きい。触角二次鰓の中間の両側に明瞭で永続的な襞が 1 本ずつある。外套膜は半透明で、外周の裾部分が薄黄白色、中央部 (内臓を覆う部分) は不透明な白色で、最外周には外套膜腺が幅広い不透明白色の帯をなす。最外縁の白色帯の外側半分の上を、鮮やかな黄色の幅広い縁取りが走る。触角は柄部が半透明白色、棍部が橙褐色で前後の正中線に沿って白色の幅広い帯が走る。二次鰓は四角錐状で膨らみ、半透明の白色の地に内外面が橙褐色で散らばる微細な点で覆われ、薄板の縁も同色。鰓葉が律動的に振動する。最大体長 40 mm。

分布

模式産地はオーストラリア・グレートバリアリーフ Endeavour Reef。原記載時はクイーンズランド (グレートバリアリーフ) およびニューカレドニア (ヌメア沖の Ile Nou 北端) から記録されていた。後年の観察ではオマーン、日本まで分布が広がる。

種小名の由来

種小名 electra は、記載者 Rudman 自身が 1970 年にソロモン諸島から記載した Chelidonura electra への参照に由来する。両種とも白地に明黄縁をもつ後鰓類で、本種が採集された 2 度の調査でいずれにも Chelidonura electra が同所的に見つかったことにちなむ。

補足

同属の Ardeadoris averni に体形が酷似するが、本種は外套膜縁の色が黄色 (Ardeadoris averni は赤色〜橙色)、腹足に色付きの縁帯がない、の 2 点で区別される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Ardeadoris electra の解説・写真が掲載されています。

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