ジムノドーリス・フルーロティ Gymnodoris fleuroti De Souza-Canal & Valdés, 2025
特徴
体は細長く、低い円錐形の小結節がいくつかあり、主に背縁の周囲に並び、背面や口膜にもわずかにある。口膜は明瞭に分化して 12 個の結節を持ち、後方で背縁へと連続する。体色は半透明の白色で、結節は赤みがかった橙色、口膜の結節同士を繋ぐ細い赤橙色の線がある。足の後端は半透明。内臓は体壁を通してオレンジ色と白色の塊として透ける。触角は円錐形で 6 枚の褶葉を持ち、軸は白く先端は橙色。鰓は目立たず、6 枚の小さな単純な白色葉が肛門の周りに円状に配列し、後方に開く。足は背面より狭く、不透明な白色。口触手は小さく扁平。分布
ニューカレドニア北部 Poum の South Îlot Yandé(水深 0 m)より記載された。現時点では模式産地のみから知られる。種小名の由来
De Souza-Canal & Valdés(2025)の記載によると、種小名 fleuroti は自然観察家であり複数の植物相モノグラフを著した Dominique Fleurot 氏への献名。同氏はニューカレドニア Poum の生物多様性目録プロジェクト「ABC(Atlas de la Biodiversité Communale)」の調整役を務め、本種の模式標本もこのプロジェクトを通じて得られた。補足
外部形態は G. mariefranceae に類似するが、種境界解析では明確に別種として分離される。両種は (1) G. mariefranceae の橙色結節がより大きく背面中央により密に分布する、(2) G. mariefranceae は足の後端に分岐した腺構造をもつが本種にはない、(3) 結節の形状(本種は三角形、G. mariefranceae は細長い)などで識別できる。References