プラティドーリス・フォルモーサ Platydoris formosa (Alder & Hancock, 1864)

プラティドーリス・フォルモーサ Platydoris formosa

Location
日本>沖縄>宮古島>牛さんこわいよ
Date
2013/09/04
Size
250mm
Depth
16.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

体長 8〜9 cm に達する大型のドーリス類。体は卵形で著しく扁平。外套膜は革質で非常に広く、縁は深く波打つ。地色は黄褐色〜オリーブ色で、緋色の大理石模様や斑紋に飾られ、暗褐色の細かい斑点が散る。腹面は白色で大きな緋橙色の斑紋と斑があり、足近傍には暗色の細かい斑点と、淡色の細い横線をもつ。触角は棍棒状で黄白色、孔の縁はやや隆起して白色を呈し、褐色の斑をもつ。口触手は線状でやや太く、背面に溝をもつ。鰓葉は 6 葉で 3 度羽状、白色で目立つ褐色の斑をもつ。鰓腔の縁は 6 個の葉ないし葉状突起に分かれ、収納時には鰓を覆って閉じる。足はやや細く、前方は拡張して薄板状になり深く切れ込み、後方は丸い。足は白色で表面に細かい褐色の斑点を散らす。色彩がより淡く、腹面の斑が黄色になる個体も観察される。

分布

模式産地はインド南東部・現 Andhra Pradesh 州 Visakhapatnam の Coromandel 海岸。原記載時は同地のみから知られていた。

種小名の由来

種小名 formosa はラテン語で「美しい、形の整った、見目麗しい」の意。体地色が緋色の大理石模様で美しく彩られる本種の華麗な体色に由来する。

補足

日本国内では本種が「ホンカワウミウシ」として図鑑で紹介されてきたが、これは Platydoris cinerobranchiata Dorgan, Valdés & Gosliner, 2002 と混同された誤同定であり、両者は触角の色 (本種は黄白色、後者は鈍灰色) で識別できる。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Platydoris formosa の解説・写真が掲載されています。

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