イトマキウミウシ Kaloplocamus peludo Vallès & Gosliner, 2006
- Location
- インドネシア>バリ島>トランバン>沈船ポイント(リバティー)
- Date
- 2016/11/16
- Size
- 7mm
- Depth
- 18.0m
- Water temperature
- 28.0℃
特徴
体長 11 mm 程度の小型のフジタウミウシ類。生体は橙色を体地色とし、背面全体に同程度の大きさの褐色の小点が規則的に散在する。背面には不透明な白色の不定形な線が頭部前縁から尾の後端まで走り、鰓葉の位置で分岐して鰓葉を取り囲み、鰓葉の後ろで再び合流する。足の後端は細く尖り、側突起の先端と同じ淡黄色を呈する。2 種類の突起をもつ。第 1 の側突起は最も長く幅広く、体側の縁に 3 対並ぶ。先端には分岐があり、各分岐は丸い基部と細長く鋭い末端をもつ。各側突起の全長には小さく短い細長い分岐が密に並ぶ。第 2 の側突起は細長く、多数の小さな鋭い細長い分岐をもつ。これらは体側面・足・背面・頭幕に分布し、片側 15〜17 本、頭幕に 6 本ある。触角は薄板状で、棒部 (鞘) には小さく細長く尖った分岐が並ぶ。鞘の縁には 3 本の分岐があり、中央のものは側突起と類似する。
分布
模式産地はフィリピン・ルソン島・バタンガス・キルビーズロック (水深 33 m)。インド太平洋に広く分布し、フィリピン・パプアニューギニア・パラオ・マーシャル諸島・沖縄・タンザニアから記録されている。種小名の由来
種小名 peludo はスペイン語の形容詞で「毛深い」を意味し、側突起の先端に長く細い毛状の突起を多数もつことに由来する。補足
本種は同属内では極めて特徴的で、(1) 長く細い単純な分岐をもつ突起と瘤状の小突起という 2 種類の側突起をもつ点、(2) 体表全体に瘤状の小突起が分布する点、(3) 触角の鞘が側突起と似た形態をなして体表に紛れる点、で外見的に識別される。References
- イトマキウミウシ(新称), 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉. TBSブリタニカ.
- Kaloplocamus peludo n. sp., Vallès Y. & Gosliner T.M. 2006. Shedding light onto the genera (Mollusca: Nudibranchia) Kaloplocamus and Plocamopherus with description of new species belonging to these unique bioluminescent dorids . The Veliger 48(3): 178-205
季節性
撮影地
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