シロエダウミウシ Kaloplocamus dokte Vallès & Gosliner, 2006

シロエダウミウシ Kaloplocamus dokte

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2016/06/01
Size
10mm
Depth
7.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

体長 8 mm 程度の小型のフジタウミウシ類。生体は卵形に見えるが、足の後方は細長く伸びる。体表のほとんどが不透明な白色で、足の後端と頭幕の 8 本の突起は半透明である。背面と中央部は半透明で、消化腺が透けて見える。鰓葉は 3 枚で 3 回羽状、半透明のカーマインレッド。
触角は鰓葉と同じ色で、より半透明で先端には白色の細点が散在する。長く大きい側突起は完全に不透明な白色で、先端のみクリーム色に染まる。背面には 4 対の側突起があり、先端のみに分岐があるのが特徴。これらの分岐は鋭く伸びるのではなく、葡萄の房のように丸く球状で、多数集まっている。これらの分岐は側突起の外側のみに現れ、内側は全長にわたって滑らかである。

分布

模式産地はパプアニューギニア・マダン・Barracuda Point。原記載時はパプアニューギニア・インドネシア (スラウェシ)・フィリピン (ルソン島) から記録されていた。

種小名の由来

種小名 dokte はハイチ・クレオール語で「医者」を意味する語で、本種を記載した Vallès の父親の愛称にちなむ。

補足

不透明な白色の体地色は Kaloplocamus 属内ではこれまで報告されていない特徴で、橙赤色や橙色を呈する同属他種と明確に異なる。側突起の先端の分岐が葡萄の房のように丸く球状をなす点も他種にない特徴。Kaloplocamus ramosus および Kaloplocamus acutus は同様に 4 対の側突起と 8 対の頭幕突起をもつが、本種はそれら 2 種より頭幕の突起が短く小さい。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Kaloplocamus dokte の解説・写真が掲載されています。

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