ヒメエダウミウシ Kaloplocamus acutus Baba, 1949

ヒメエダウミウシ Kaloplocamus acutus

Location
日本>静岡>大瀬崎>湾内
Date
2014/10/27
Size
15mm
Depth
4.0m
Water temperature
21.7℃

特徴

体長 12 mm 程度の小型のフジタウミウシ類。生体は橙赤色の体地色に、背面全体に不透明な白色の細点が散在する。頭幕には 6 本の半透明の突起があり、基部 1/3 が不透明な白色、それ以外は半透明。各突起の先端には鋭く細長い単純な分岐があり、それぞれが鮮やかなカーマインレッドを呈する。
触角は体地色と同じ橙赤色で、棒部 (鞘) の前縁に白色の線が走る。背面には 4 対の側突起があり、頭幕の突起と同様の色彩をもつ。最初の 3 対は触角と鰓葉の間、4 対目は鰓葉のすぐ後方に位置する。鰓葉は 5 枚で 2 回羽状、不透明な白色。前から見ると鰓葉全体が白色に見えるが、後ろから見ると体地色と同じ色を呈する。鰓葉の枝は鋭く単純な細長い分岐をもち、先端はカーマインレッドに染まる。尾の後方は細長く鋭く尖り、橙赤色で白色の細点が散在する。

分布

模式産地は日本・相模湾。原記載時は日本から記録されていた。後年インド・西太平洋の熱帯から温帯域に分布が拡張され、台湾・香港・フィリピン・パプアニューギニア・ハワイ諸島から記録されている。

種小名の由来

種小名 acutus はラテン語で「鋭い」を意味し、頭幕や側突起の先端の鋭く細長い分岐にちなむ。

補足

Kaloplocamus ramosus と外見が似るが、(1) 側突起の先端が K. ramosus ほど多数に分岐せず鋭い、(2) 棒部の白色線がある、(3) 鰓葉の側突起がカーマインレッドを呈する、の点で外見的に区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Kaloplocamus acutus の解説・写真が掲載されています。

Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら