カロプロカムス・マル Kaloplocamus maru Valles & Gosliner, 2006

カロプロカムス・マル Kaloplocamus maru

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>沈船ポイント(リバティー)
Date
2015/05/24
Size
7mm
Depth
15.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

体長 10 mm 程度の小型のフジタウミウシ類。生体は橙色を体地色とし、背面全体に褐色の小点が散在する。ただし、淡黄色の側突起の先端や端のみは褐色の小点を欠く。背面には白色の菱形の不定形な斑紋が走り、触角の後方から鰓葉の直後にかけての尾までを縦走する。足の後端は鋭く尖り、側突起の先端と同じ色を呈する。
2 種類の側突起をもつ。第 1 の側突起はより長く幅広く、体側面の縁に位置する。先端には丸い基部と細長く鋭い末端をもつ分岐があり、その他の部分は鋭く小さな分岐で覆われる。第 2 の側突起は細長く、多数の小さく鋭く細長い単純な分岐をもつ。これらは体側面・足・背面に分布する。頭幕には 4 本の側突起があり、うち 2 本は長く側方の縁に位置し、2 本はより短く中央に位置する。触角は薄板状の棒部 (鞘) と、鋭い分岐をもつ鞘片をもつ。鞘片には 3 つの分岐があり、中央のものは側突起と類似する。鰓葉は 3 枚で 3 回羽状、他の側突起と同じ単純で細長い分岐をもつ。

分布

模式産地はパラオ・Ngerduais Island・Babeldaob 島 (水深 0〜27 m)。これまでパラオ周辺のみから採集が確認されている。

種小名の由来

原記載 (Vallès & Gosliner, 2006, p.190) の Etymology 段落は次の通り — "This species is named "maru" after the mother of the senior author, whom we all call Maruxa." 種小名 maru は、本種を記載した上席著者 Vallès の母親 Maruxa (マルーシャ) にちなむ。

補足

和名はカロプロカムス・マル。K. peludo と外見が極めて似ており、共通点として (1) 長く細い単純な分岐をもつ突起、(2) 体表に分布する瘤状の小突起 (本種は K. peludo より少ない)、(3) 触角の鞘が側突起のような形態をなす点が挙げられる。K. peludo とは解剖形態 (歯舌・生殖系) で明確に区別されるが、外見上は体表の瘤状小突起がより少ない点で見分けられる。
References
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学術データベース

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