サンシキウミウシ Doris tricolor (Baba, 1938)

サンシキウミウシ Doris tricolor

Location
日本>神奈川>三崎>荒井浜
Date
2023/03/16
Size
30mm
Depth
0.1m
Water temperature
??℃

特徴

体長 30〜40 mm の楕円形のドーリス類で、背面は丸みのある瘤状結節が密に並ぶ。地色は鮮やかなクロムイエロー (黄色) で、外套縁にそって紫がかった斑が入る。背の正中部は紫白色の縦長の領域となり、外側は暗緑色の線で縁取られて地色の黄色へとなじむ。さらにこの紫白色の領域の中を、両触角から鰓にかけて暗紫色の太い帯が走るが、中央付近では紫白色によって大きく分断される。背の瘤状結節の先端は暗紫色、触角は上面が黄色で下面は白、鰓は5枚で三〜四回羽状、淡黄色の地に暗褐色の点が散る。

分布

模式産地は和歌山県瀬戸 (紀伊半島)。原記載では房総半島の洲崎でも普通に見られると報告されている。

種小名の由来

ラテン語 tricolor は「三色の」を意味し、本種の背面を彩る黄色 (地色)・紫白色 (背の正中域)・暗紫色 (帯と結節先端) の三色の組み合わせに由来する。

補足

馬場の 1938 年論文 は本種を模式種として新属 Neodoris を設立した。ArchidorisAnisodorisDoris と解剖学的特徴で区別されるとした。その後 Baba 1998 は本種を Archidoris に組み替え解剖を再記載しており、現在の Doris tricolor の組み合わせはこの再検討を踏まえたものとされる。
References
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