エダウミウシ Kaloplocamus albopunctatus J.C. Wei & L.F. Kong, 2023

エダウミウシ Kaloplocamus albopunctatus

Location
日本>静岡>大瀬崎>一本松
Date
2014/11/26
Size
15mm
Depth
5.0m
Water temperature
18.0℃

特徴

体長は最大 25 mm に達する小型のエダウミウシ類。体地色は鮮やかな橙色で、体表には赤みを帯びた細点と白色斑が密に散る。背側突起触角の先端は橙赤色に染まる。頭部前縁には 8 本の樹枝状の口膜突起が並び、外套膜の側縁には 4 対の細長い樹枝状の突起がつく。これらの突起には短いクリーム色の小枝が出て、先端は橙赤色を呈する。触角は橙色で軸部に細点が散る。鰓は背面後方に位置し、3 葉からなる。
刺激を与えると体側の樹枝状突起が発光することが知られ、コケムシを餌とする。

分布

模式産地は中国山東省の田横 (黄海沿岸)。原記載時は黄海沿岸から記録されていた。形態的にきわめて近い個体群が日本沿岸からも記録されており、日本産の「エダウミウシ」は古くは Kaloplocamus croceus あるいは K. ramosus として図示・記録されてきた個体に相当する。

種小名の由来

種小名 albopunctatus はラテン語の albus (白い) と punctatus (点を散らした) の合成で「白点を散らした」を意味し、体表に密に散る白色斑にちなむ。

補足

地中海原産の Kaloplocamus ramosus と橙赤色の体色パターンがよく似るが、頭部の口膜突起と外套膜縁の樹枝状突起の数や形で外見的に区別される。日本では古くから「エダウミウシ」の和名で K. ramosus として同定されてきた個体が、その後の検討を経て本種を含む複数種に整理されつつある。
References

YouTube: Nobuhiko Kimoto

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