シロタエイロウミウシ Glossodoris buko Matsuda & Gosliner, 2018
特徴
体地色は半透明の白色。外套膜最外周は薄い黄色線で、その内側には幅広い白色の帯がある。
成長した個体では背面正中線上に大きく不定型な白色の斑紋が入る。
触角と二次鰓は白色から薄い黄色。
体長40mmに達する。
分布
フィリピンからパプアニューギニア種小名
buko (young coconut) に因む。補足
Glossodoris pallida (Ruppell & Leuckart, 1828) とは外見上の差は殆どないが、DNAなどにより分けられた。生息域はアフリカ東海岸と紅海。
References
- シロタエイロウミウシ, 小野 篤司. (1999). ウミウシガイドブック.
- シロタエイロウミウシ, 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉.
- シロタエイロウミウシ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉.
- シロタエイロウミウシ, 益田 一. (2004). 海洋生物ガイドブック. 第7刷.
- シロタエイロウミウシ, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- シロタエイロウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- シロタエイロウミウシ, 小野 篤司, 加藤 昌一. (2009). ウミウシ.
- Glossodoris pallida, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- Matsuda S.B. & Gosliner T.M. (2018). Glossing over cryptic species: Descriptions of four new species of Glossodoris and three new species of Doriprismatica (Nudibranchia: Chromodorididae). Zootaxa. 4444(5): 501-529.