グロッソドーリス・アコスティ Glossodoris acosti S. B. Matsuda & Gosliner, 2018
特徴
体長 6〜42 mm に達するイロウミウシ科グロッソドーリス属の一種。外套膜は細長い卵形で、足の上方によく発達した側面から高く立ち上がる。外套膜の縁には小さな永続的および半永続的な波打ちがあり、外套中央の両側にやや大きなひだが一対ある。地色はレンガ色から褐色で、外套膜の縁に近づくほど濃くなる小さな白点が密に散在し、表面に粒状感を与える。外套膜の縁には三本の縁取り帯があり、最外周は淡青色、その内側に暗緑色、最内側に薄い黄緑色の帯が走る。これらの帯は外套上で足上よりも色濃く現れる。二次鰓は肛門を半円状に取り囲み、後方で開く。鰓の褶葉は多くが単羽状で先端は暗色を帯び、一部は二又に分かれる。触角の基部は外套と同色で、先端に向かうほど白くなり、最先端は暗色になる。二次鰓は完全に展開すると外套膜の縁にまで達するほど大きく、二段になった螺旋構造をもつ点が Glossodoris cincta 複合種群内での外見的識別形質となる。
分布
模式産地はパプアニューギニア・マダン州レンピ。原記載時はフィリピンとパプアニューギニア (クリスマス島からも記録の可能性あり) から知られていた。種小名の由来
種小名 acosti は、第一著者 Matsuda の長年の友人で恩師であるアメリカ人 Robert Acosta への献名。補足
長らく Glossodoris cincta 複合種群内に潜んでいた隠蔽種で、Matsuda & Gosliner 2018 の分子系統解析と ABGD 解析により独立種として認識された。References
季節性
撮影地
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