タヌキイロウミウシ Glossodoris hikuerensis (Pruvot-Fol, 1954)
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
- Date
- 2010/03/24
- Size
- 80mm
- Depth
- 7.0m
- Water temperature
- 23.0℃
タヌキイロウミウシとは
褐色地に白色〜白褐色の斑点を密に散らし、外套膜の縁が褐色・白・黒の三層の細い縁取りに彩られる大型のシロタエイロウミウシ属。生時の体長は 80 mm 前後に達する。特徴
外套膜は楕円形でやや薄く、縁が低い波状の襞を形作る。地色は褐色で、不規則な白色〜白褐色の斑点が全面に密に入り、外套縁付近では斑点が癒合して淡い帯状となる。外套縁は内側から、褐色の細線・白褐色の帯・灰黒色の細線・最外周の白褐色の帯、という 4 層の縁取りをなす。触角は褐色地に白色の細点が散り、前後それぞれの正中線に白い縦線が走る。鰓は単羽状で半透明白色の鰓葉をもち、各鰓葉の縁には褐色の細線が入る。腹足は半透明白色で、縁の少し内側に薄い灰黒色の帯が出る。
食性は信頼できる観察がなく不明だが、外見的に近縁の Glossodoris cincta とは異なる体型・色彩をもち、解剖学的にも区別される。
分布
模式産地はフランス領ポリネシア・トゥアモトゥ諸島の Hikueru 環礁。インド-太平洋に広く分布し、東アフリカ (ケニア・タンザニア)、インド洋のクリスマス島、インドネシア、オーストラリア (グレート・バリア・リーフ)、フィジー、ポリネシアまで記録される。サンゴ礁の礁原から水深 30 m 程度の礁斜面で観察される。種小名の由来
種小名 hikuerensis は、模式標本が採集されたフランス領ポリネシア・トゥアモトゥ諸島の Hikueru 環礁にちなむ地名由来。References
- Rosodoris hikuerensis sp. nov., Pruvot-Fol A. (1954). Mollusques opisthobranches. (Mission Ranson 1952). Bulletin de l'Institut Océanographique, Monaco. (1075): 1-32.
- Glossodoris hikuerensis (Pruvot-Fol, 1954), Rudman W.B. (1986). The Chromodorididae (Opisthobranchia: Mollusca) of the Indo-West Pacific: the genus Glossodoris Ehrenberg (= Casella, H. & A. Adams). Zoological Journal of the Linnean Society. 86(2): 101-184.
- グロッソドリス・ヒクエレンシス, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉. TBSブリタニカ.
- Glossodoris hikuerensis, Johnson R.F. & Gosliner T.M. (2012). Traditional taxonomic groupings mask evolutionary history: a molecular phylogeny and new classification of the chromodorid nudibranchs. PLoS ONE 7(4): e33479.
季節性
撮影地
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