アミメウロコウミウシ Cyerce katiae K. Moreno, Gosliner, N. G. Wilson, Krug & Á. Valdés, 2025

アミメウロコウミウシ Cyerce katiae

Location
日本>沖縄>石垣島・八重山周辺>大崎ハナゴイリーフ
Date
2017/02/15
Size
8mm
Depth
38.0m
Water temperature
24.0℃

特徴

体地色は淡い灰色からクリーム色で、背面全体に暗灰色の線が走り多角形の網目模様を形作る。頭部は淡灰色で網目状の細かな筋が走り、基部近くに 2 つの金色斑、額にも小さな金色の点が散る。触角は長く先が二又に分かれ、半透明の淡灰色地に微小な白点をまとう。口触手は触角と同じ色彩を呈し腹側に位置する。背側突起は葉状でやや膨らみ、半透明の淡灰色地に暗灰色の網目が多角形を形作る。各多角形の中央には小さな銀白色の隆起が並び、突起の縁付近にも集まる。表面には小さな金色から濃い黄色の斑が不規則に散る。背側突起は後方ほど大きくなり、最前列は灰色の線を欠く。突起の縁は灰色で金色斑が並び、縁の下には防御腺と思われる構造を備える。模式標本の体長は約 12 mm。

分布

西太平洋。模式産地はフィリピン・ロンブロン州。

種小名の由来

最初に本種を見つけ、Terry Gosliner に紹介したダイバー Kati Eschweiler への献名。

補足

2025 年の Cyerce 属再検討で新種記載された種。それ以前は Cyerce sp. 4 として図示されていた個体群が本種にあたる。系統解析では Cyerce nigricansCyerce takanoi を含むクレードに姉妹群として位置する。背側突起の縁取りや地色で同所的な近縁種と区別されるが、体表全体に多角形を作る灰色の網目を持つのは本種だけ。食性は未解明。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Cyerce katiae の解説・写真が掲載されています。

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