カワイイウミコチョウ Siphopteron nakakatuwa Ong & Gosliner, 2017

カワイイウミコチョウ Siphopteron nakakatuwa

Location
インドネシア>フローレス島
Date
2011/09/28
Size
10mm
Depth
12.0m
Water temperature
27.0℃

特徴

体長 4〜7 mm の小型のキマダラウミコチョウ類。側足と足の地色は透明〜半透明の白色から橙色を呈する。鮮やかな橙色の縁取りで囲まれた白色の斑紋が側足全体を覆い、足に向かって縁取りが収束する。橙色の縁の内部には不透明な白色の小斑が多数ある。
内臓塊は丸く、細長い鞭状突起が体の正中線近くに位置する。鞭状突起は不透明な朱赤色で、白色の斑紋をもち、先端は黒色。足は半透明の白色で、橙色の縁と中央の白色三角形の縞で縁取られ、中央の縞は黄色の先端に向かって融合する。頭楯は三角形で前縁が最も幅広く、後方でサイフォンに向かって狭くなる。サイフォンの前面には垂直に二分する中央白色縞があり、後面には側縁よりも上に達する顕著な隆起が伸びる。サイフォンの地色は朱赤色で、両縁の朱赤色の縁と白色斑をもち、先端は黄色で終わる。鰓は 4 枚の単純な葉からなる。

分布

模式産地はフィリピン・ルソン島・バタンガス・ティングロイ・Cemetery Beach。原記載時はフィリピンとインドネシアから記録されていた。

種小名の由来

種小名 nakakatuwa はタガログ語 (フィリピン語) で「面白い・かわいい」を意味する。

補足

橙色地に顕著な白色の斑紋をもつ独特の色彩で、属内の他種と明確に区別される。近縁の Siphopteron flavolineatum と姉妹種関係にあり、フィリピンで同所的に出現する。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Siphopteron nakakatuwa の解説・写真が掲載されています。

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