シロタスキウミウシ Verconia alboannulata (Rudman, 1986)
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>真栄田岬
- Date
- 2009/02/07
- Size
- 15mm
- Depth
- 5.0m
- Water temperature
- 20.0℃
特徴
生体長 25 mm に達する。外套膜は桃色でクリーム色〜灰白色の縁取り帯をもつ。触角間から短く明瞭な白色の正中線が出て、触角直後で 2 本に分岐し、二次鰓を取り囲んでループを形成する点が本種固有の白色線パターン。桃色部と縁取り帯の境目には細長い赤紫色斑が連続して並ぶ。二次鰓は単純で半透明白色、橙赤色で縁取られる。触角は柄部が半透明桃色、棍部の薄板は白色で前後の正中線が橙赤色。腹足は薄紫がかった桃色で縁に白色帯。外套膜は卵長形で側方への張り出しが比較的広く、外套膜腺は縁に沿って大小が交互する密な帯を形成する。原記載の両標本で二次鰓は律動的に動くことが報告されている。分布
模式産地はオーストラリア・珊瑚海の Saumarez Reef (水深 10.5 m)。原記載時はモロッコ・スーダン紅海の Suakin と Saumarez Reef のみから知られていた。後年、オーストラリア南クイーンズランドの Moreton Is.、フィリピン、日本などからの記録が追加されている。種小名の由来
種小名 alboannulata はラテン語で「白い輪をもつ」の意。外套膜上に走る白色の輪 (前方でやや狭まる) にちなむ。和名の由来
背面に走る二本の白線が触角後方で交わることにちなむ。補足
外見が最も似るのは Goniobranchus decora だが、G. decora では白色の正中線が外套膜中央部で二叉するのに対し、本種では触角間の短い正中線が触角直後で 2 本に分岐し、それぞれが二次鰓を取り囲む点で外見的に区別される。References
- ヴァリアンス, 益田一. (1999). 海洋生物ガイドブック. 東海大学出版会.
- シロタスキウミウシ, 益田一. (1999). 海洋生物ガイドブック. 第2刷. 東海大学出版会.
- ヴァリアンス, 小野篤司. (1999). ウミウシガイドブック. TBSブリタニカ.
- シロタスキウミウシ, 小野篤司. (2000). ウミウシガイドブック. 第2版. TBSブリタニカ.
- シロタスキウミウシ, 小野篤司. (2004). 沖縄のウミウシ. ラトルズ.
- Verconia alboannulata, Johnson R.F. & Gosliner T.M. (2012). Traditional taxonomic groupings mask evolutionary history: a molecular phylogeny and new classification of the chromodorid nudibranchs. PLoS ONE 7(4): e33479.
季節性
撮影地
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