ヴェルコニア・ラブーテイ Verconia laboutei (Rudman, 1986)
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(本部・北部エリア)>崎本部ゴリラチョップ
- Date
- 2022/04/04
- Size
- 5mm
- Depth
- 12.0m
- Water temperature
- 21.0℃
特徴
体地色は黄色。外套膜の縁に沿って丸い白色の斑紋がある。背面には白い網目模様(reticulation)が見られ、食餌の海綿に擬態していると考えられる。触角の褶葉はワインレッド。二次鰓は半透明で、薄板の縁や先端がワインレッドに染まる。本種は Noumea flava 色彩群に属するが、触角と二次鰓が赤色である点で同群の他種(黄色い触角・二次鰓をもつ)と区別できる。ホロタイプは保存標本で体長11mm。分布
模式産地はニューカレドニアのイロ・ジ(Ilot Gi)、水深12m。記載者 Rudman がニューカレドニア、オーストラリア(クイーンズランド、ニューサウスウェールズ)、インドネシアの個体を本種と確認している。日本でも記録がある。種小名の由来
種小名 laboutei は、模式標本を採集したフランス人海洋生物学者・水中写真家のピエール・ラブート(Pierre Laboute)への献名。ラブートはフランス国立開発研究所(IRD)に所属し、ニューカレドニアの海洋生物研究に大きく貢献した。補足
イロウミウシ科(Chromodorididae)に属する。1986年に Rudman により Noumea laboutei として記載された。その後の分子系統解析に基づく再分類で Verconia 属に移された。黄色い海綿を食べる。原記載(Rudman, 1986)は Pierre Laboute が撮影した写真1枚と仏語メモ「jaune avec branchies et antennes violets(黄色、鰓と触角は紫)」のみに基づく簡素なもので、背面の網目模様については言及がない。しかし記載者 Rudman 自身が Sea Slug Forum(2005–2008年)においてニューカレドニア・オーストラリア・インドネシア産の網目模様をもつ個体を本種と同定しており、本記述ではこれに従う。Gosliner et al. 2018 は西太平洋産の類似個体を Verconia cf. laboutei として扱ったが、Rudman 本人の見解を優先する。References
季節性
撮影地
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