コリュフェリナ・パンナエ Coryphellina pannae Ekimova, Deart, Antokhina, Mikhlina & Schepetov, 2022

コリュフェリナ・パンナエ Coryphellina pannae

Location
日本>神奈川>城ヶ島>岩骨
Date
2018/10/19
Size
3mm
Depth
15.0m
Water temperature
22.5℃

特徴

体長は保存標本で最大 6 mm 程度と種群中で最小型。地色は半透明の白色から淡いライラック色。腹足は細長く前足角は長い。触角乳頭状突起をもち口触手の 1.5〜2 倍短く、淡桃色で紫色の亜先端輪と白色の先端をもつ。口触手は半透明の紫色で先端に向かいより濃くなり、先端は白色。背側突起は指状で先端に向かい尖り、中腸腺枝が容積の約 1/2 を満たす。背側突起は左右各 5 列以下の少数の束に並び、第 1 列でも 8〜9 個と少なめ、第 2 列は約 3 個と特に少ない。各背側突起は乳白色で、白色〜淡黄色の刺胞嚢領域の下に赤色の亜先端輪をもつ。背面正中線と左右の体側線の 3 本のピンク色の縦条はいずれも頭部から尾部まで連続し、尾部背面で 1 点に合流する。

分布

模式産地はベトナム中部・ニャチャン湾内 Tre 島ダムベイ (水深 5 m、砂底上の人工基物 (古い網))。原記載時はこの模式産地のみからの記録。

種小名の由来

種小名 pannae は、第一著者 Irina Ekimova の母 Panna I. Ekimova への献名。

補足

小型で背側突起数が少ない点、白〜淡ライラック色の透明感のある体地色、3 本の連続したピンク色縦条が組み合わさる点が、種群内で他種と区別する識別形質となる。色調パターンは Coryphellina rubrolineata に最も近いが、C. rubrolineata は口触手と触角の先端寄りに白色光輝粉が密に乗るのに対し、本種は全体に透明感が強く粉状の被覆が乏しい点で異なる。
References
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