ジムノドーリス・バイカラー Gymnodoris bicolor (Alder & Hancock, 1864)

ジムノドーリス・バイカラー Gymnodoris bicolor

Location
日本>東京>八丈島>底土(三又)
Date
2016/07/12
Size
10mm
Depth
5.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体長は最大 30 mm 前後の小型〜中型のキヌハダウミウシ類。体は細長い楕円形でやや扁平。体地色は半透明の橙色〜黄色で、背面には朱色〜橙赤色の細線が網目状に走り、独特の "二色 (bicolor)" 模様を作る。

触角は橙色で表面に薄板が並び、根元側はやや色が薄い。鰓は半透明白色〜淡橙色で 6 葉ほど、後背中央に馬蹄形に並ぶ。鰓の周辺には体表の橙色斑がしばしば集中する。

キヌハダモドキ Gymnodoris citrina に外見上よく似るが、本種は鰓が馬蹄状に大きく開くこと、体地色がより橙色寄りで網目模様が濃いことで区別される。

分布

西太平洋〜中部太平洋に分布。日本沿岸 (本州中部以南)、台湾、フィリピン、インドネシア、オーストラリア東岸、ハワイから記録される。サンゴ礁・岩礁の浅所〜中深度に棲息する。

種小名の由来

種小名 bicolor はラテン語 bi- (2 つの) + color (色) の組合せで、「2 色の」を意味する。半透明地色と朱色の網目から成る対比的な色彩にちなむ。

補足

Gymnodoris Stimpson, 1855 は他の裸鰓類を捕食する肉食性のドーリス類で、本種も同様に他のウミウシ (主にミドリガイ類など) を襲って丸呑みすると考えられる。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Gymnodoris bicolor の解説・写真が掲載されています。

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