ババキナ・フェスティヴァ Babakina festiva (Roller, 1972)

Babakina festiva

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特徴

体長 20〜28mm 前後の華やかなミノウミウシ。頭部と足の側面はピンク赤、心嚢周辺は淡いピンクで、背側には先端まで色帯をもつ紡錘形の背側突起が体側に沿って約 22 列、各列 2〜3 本ずつ並ぶ。触角は基部の約 3 分の 1 が癒合した独特の構造で、上半分の clavi は約 35 枚の葉状ひだをもち、橙黄色の色素で覆われる。背側突起の内腔は基部側半分がピンク赤、続いて不透明白色の幅広帯、先端寄りにカドミウムイエロー〜オレンジの細帯が入り、先端は半透明の灰色で終わる。

分布

アメリカ西海岸、カリフォルニア南部の沿岸(マリブリーフ〜ラホヤ)。模式産地はロサンゼルス郡パロスバーデス半島ホワイツポイント、潮間帯の岩下。

種小名の由来

ラテン語 festivus(祝祭の、華やかな)の女性形 festiva。原記載に明示的な語源記述はない。

補足

Roller 1972 が新属新科を立てて記載した種で、当初の属名 Babaina は Odhner 1968 の同名属が先に存在したため、Roller 1973 によって Babakina に置換された。属名は日本のウミウシ研究者・馬場菊太郎博士に献名されたもので、Roller は原記載のなかで「Opisthobranchia 研究への 40 年以上にわたる貢献と、自身に対する数々の厚意に対して」と謝意を述べている。
長らく日本沿岸の個体群も本種に同定されていたが、Gosliner, Gonzáles-Duarte & Cervera 2007 によるBabakina 属の再検討で、インド・西太平洋産は別種 Babakina indopacificaツツイシミノウミウシ)として分離され、現在の Babakina festiva は北東太平洋カリフォルニア沿岸固有種として扱われている。同論文で Babakinidae は科の階級に格上げされ、Babakina がその唯一の属となった。
<a href="https://www.flickr.com/photos/30314434@N06/26911253060/">Robin Agarwal CC BY-NC 2.0</a>

References
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