デンドロドーリス・レインフォルディ Dendrodoris rainfordi J. K. Allan, 1932

デンドロドーリス・レインフォルディ Dendrodoris rainfordi

Location
マレーシア>マレー半島周辺>ティオマン島>Blue Heaven Reef
Date
2020/05/15
Size
40mm
Depth
14.0m
Water temperature
29.0℃

デンドロドーリス・レインフォルディとは

オーストラリア東岸に分布する大型のクロシタナシウミウシで、最大 17 cm に達する大柄な体と、個体ごとに変化する褐色の輪状模様で見分ける。

特徴

クロシタナシウミウシ科の大型種で、体長は 12〜17 cm に達する。背面は大小さまざまな水疱状の突起で覆われ、外縁に向かって突起は小さく密になる。体色は個体差が大きく、背面に並ぶ褐色のリング状の模様が顕著。各個体で模様が異なり、「宝の地図」にもたとえられる独特の色彩。

分布

原記載時はオーストラリア・クイーンズランド州ポート・デニソンで得られた約 16.5 cm(保存時)の単一標本に基づき記載された。その後はクイーンズランド州沿岸のほか、マレーシア、タイ湾からも記録がある。

種小名の由来

種小名 rainfordi はクイーンズランド州農業局に所属し、オーストラリア博物館に多くの動物標本を寄贈したアマチュア博物学者 Edward Henry Rainford への献名。

補足

クロシタナシウミウシ科 (Dendrodorididae) はカイメンを餌とし、歯舌を持たず吸い込み型の口器を用いる特異な doris 類。本種はおもに橙色のカイメンを食べると推定される。原記載後 70 年近く再記録がなかった希少種だったが、近年は写真記録が増えている。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Dendrodoris rainfordi の解説・写真が掲載されています。

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