マダラウミウシ Dendrodoris fumata (Rüppell & Leuckart, 1830)
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(本部・北部エリア)>崎本部ゴリラチョップ
- Date
- 2014/04/14
- Size
- 30mm
- Depth
- 6.0m
- Water temperature
- 22.0℃
特徴
体長は最大 100 mm に達する大型のクロシタナシウミウシ類。体地色は半透明の赤褐色や半透明の黄白色など個体差・地域差が大きい。背面には暗色の不定形な斑紋が散在する。外套膜の周縁は薄く波打ち、触角の色は地色と同じかやや濃色になり先端のみ白色を呈する。鰓は大型で、色は地色と同じ。クロシタナシウミウシ Dendrodoris arborescens と同種とする見解もあるが、当サイトでは別種として扱う。
分布
インド洋〜西太平洋〜中部太平洋〜東太平洋に広く分布。南アフリカ、マダガスカル、タンザニア、クリスマス島、マレーシア、オーストラリア、ニューカレドニア、バヌアツ、シンガポール、韓国、日本沿岸、パラオ、ハワイ、北アメリカ、南アメリカから記録される。種小名の由来
種小名 fumata はラテン語 fumatus (煙の、燻された) の女性形で、本種の燻したような淡褐色の体色にちなむ命名。補足
原記載は リューペル&ロイカルト 1828 の紅海産 Atlas 著作で Doris fumata として記載された (現組合せの author 表記の括弧書きはこの属移動を示す)。本種には複数のシノニムが存在し分類上の混乱があるが、当サイトでは「マダラウミウシ」を本種にあてる。Dendrodoris 属は歯舌を欠き、海綿類を吸食する。References
- マダラウミウシ, Baba K. (1949). Opisthobranchia of Sagami Bay collected by His Majesty the Emperor of Japan (相模湾産後鰓類図譜). Iwanami Shoten, Tokyo. 4+2+194+7 pp., pls. 1-50.
- 高岡生物研究会. (2002). 日本海のウミウシ. 第2版.
- Dendrodoris fumata (compared), Millen S.V. & Bertsch H. (2005). Two New Species of Porostome Nudibranchs (Family Dendrodorididae) from the Coasts of California (USA) and Baja California (Mexico). Proceedings of the California Academy of Sciences, Series 4. 56(18): 189-199.