ホンクロシタナシウミウシ Dendrodoris nigra (W. Stimpson, 1855)

ホンクロシタナシウミウシ Dendrodoris nigra

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>アポガマ
Date
2015/06/04
Size
12mm
Depth
1.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

体長は最大 80 mm に達する大型のクロシタナシウミウシ類。体地色は黒色から半透明の赤褐色、半透明の黄白色まで個体差・地域差が大きい (種小名 nigra = "黒色の" は典型的な暗色型に由来)。外套膜周縁部に赤褐色の色帯を持つ個体型もある。

背面には白色の小斑が散在し、暗色型では特に目立つ。触角は黒色で先端のみ白色を呈する。鰓は黒色の単羽状鰓を 5〜7 葉、後背中央に円環状に配置する。

分布

インド洋〜西太平洋〜中部太平洋に広く分布。南アフリカ、マダガスカル、タンザニア、コモロ、リユニオン島、紅海、クリスマス島、オーストラリア、ニューカレドニア、パプアニューギニア、インドネシア、フィリピン、バヌアツ、日本、パラオ、グアム、サモア、マーシャル諸島、ハワイ、パルミラ環礁から記録される。サンゴ礁・岩礁の浅所〜中深度に出現する。

種小名の由来

種小名 nigra はラテン語 niger (黒い) の女性形で、典型的な暗色個体の体色にちなむ命名。

補足

原記載は Stimpson 1855 によりミクロネシア・大東諸島産の標本に基づく。Dendrodoris 属は歯舌を欠く特殊なクロシタナシウミウシ類で、海綿食性 (吸食型摂食) を行う。
References
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