カッパウミウシ Dendrodoris coronata Kay & D. K. Young, 1969

カッパウミウシ Dendrodoris coronata

Location
フィリピン>アニラオ>サンビュー
Date
2025/12/07
Size
20mm
Depth
8.0m
Water temperature
28.0℃

カッパウミウシとは

西太平洋から中部太平洋のサンゴ礁域に分布する小型のクロシタナシウミウシで、半透明黄〜緑色の体に散る暗褐色と白色の細点、背面後方の横向きの隆起で見分ける。

特徴

体長は最大 45 mm 程度。地色は半透明の黄色〜緑色で、背面には暗褐色と白色の細点が散在する。背面中央よりやや後方には横方向の隆起があり、この隆起の上には白色の細点のみが入る点が本種の目印になる。触角は体地色と同じく半透明で褶葉部分がやや暗色を帯びる。鰓も体地色と同じで、体の後方寄りに位置する。

分布

原記載時はハワイ諸島(カウアイ島・オアフ島)で得られた個体に基づき記載された。その後はオーストラリア、ニューカレドニア、パプアニューギニア、日本、パラオ、マーシャル諸島、パルミラ環礁などインド・西太平洋から中部太平洋のサンゴ礁域に広く記録されている。

種小名の由来

種小名 coronata はラテン語で「冠をいただいた」「環状の」の意で、背面後方の横向きの隆起が冠状に見えることにちなむ。

補足

クロシタナシウミウシ科 (Dendrodorididae) はカイメンを餌とし、歯舌を持たず吸い込み型の口器を用いる特異な doris 類。本種を含む属 Dendrodoris は色彩多型と種境界の不明瞭さが古くから知られ、近年も分子データに基づく整理が進められている。
References
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学術データベース

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