ナガヒゲイバラウミウシ Ceratodoris pilosa (Bouchet & Ortea, 1983)

ナガヒゲイバラウミウシ Ceratodoris pilosa

Location
日本>静岡>大瀬崎>湾内
Date
2018/01/29
Size
15mm
Depth
1.0m
Water temperature
13.0℃

特徴

体は幅広く卵形で、明瞭な外套の縁をもたない。前足は短く、体の輪郭を越えない。体地色は半透明の白色で、背面と触角には不透明な白色と黄色の斑が網目状に分布し、チャ色の斑点も散在する。背面には35〜40本の長い背面突起が散在し、背面正中線上には鰓の直前に1本の突起がある。鰓は12本の二羽枝からなる。触角は7〜8枚の褶葉をもつ。前足前縁は深く切れ込んでV字を形成し、口を囲む。歯式は19 × 1.1.0.1.1。体長11mm前後。

分布

原記載はニューカレドニア (Bouchet & Ortea 1983)。香港 (Rudman & Darvell 1990) およびパプアニューギニア・マダンから追加記録がある。日本 (本州産) からも記録される。

種小名の由来

ラテン語 pilosus (毛深い) に由来し、背面に多数の長い突起が並ぶことを指す。

補足

水深6m前後のサンゴ礫の下に潜む。外見は Ceratodoris plana に似て隠蔽効果が高く、いずれも宿主のコケムシ上では発見が難しい。原記載属 Hopkinsia はOkenia のシノニムとして処理されており、その後の系統研究で本種は Ceratodoris 属に移された。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Ceratodoris pilosa の解説・写真が掲載されています。

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