アカイバラウミウシ Ceratodoris kondoi (Hamatani, 2001)
特徴
体は細長く狭く、明瞭な外套の縁をもたない。体地色は鮮やかな赤色で、鰓の中軸と背側突起の基部のみが淡桃白色になる。背側突起は体側に4対が並び、そのうち触角前方の2対は他より細長い。背面正中線上には鰓の前方に1本の突起がある。鰓は3〜5本の単羽枝からなる。触角は10〜20枚の褶葉をもつ。前足は2葉に分かれ、口を囲う小さな兜状を形成する。生時20mm、固定標本で3〜13mm。分布
模式産地は黒島(八重山諸島)。フィリピン・ボホール島およびセブ島、マーシャル諸島のエニウェトック環礁・クェゼリン環礁からも記録される。種小名の由来
種小名 kondoi は、模式標本を採集し生体を撮影した近藤鉄也氏(八重山海中公園研究所)に、記載者の濱谷 巖が献名したものである。補足
外洋に面したサンゴ礁外縁の水深10〜30mで Ceratodoris nakamotoensis と同所的に見られ、鮮赤色のコケムシ Tropidozoum cellariforme を食べる。原記載属 Sakishimaia は Hopkinsia 内に系統的に内包されることが 2004 年の系統解析で示され、Sakishimaia および Hopkinsia はいずれもOkeniaのシノニムとして処理された。Ceratodoris 属への移動は2004年以降の系統研究による。和名「アカイバラウミウシ」は鮮やかな赤色の体色に由来する。References
- Sakishimaia kondoi n.sp., n.gen., Hamatani, I., 2001. Two new species of Goniodorididae (Opisthobranchia; Nudibranchia) with a new genus from Kuroshima Island, Okinawa, Japan. Venus, Jap. Jour. Malac., 60(3): 151-156.
- Okenia kondoi (Hamatani, 2001) comb. nov., Gosliner T. M. (2004). Phylogenetic Systematics of Okenia, Sakishmaia, Hopkinsiella and Hopkinsia (Nudibranchia: Goniodorididae) with descriptions of new species from the tropical Indo-Pacific". Proceedings of the California Academy of Sciences 55(5): 125-161.
季節性
撮影地
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