セラトドーリス・メリタ Ceratodoris mellita (Rudman, 2004)

セラトドーリス・メリタ Ceratodoris mellita

Location
オーストラリア>ニューサウスウェールズ>Kurnell>The Steps
Date
2020/06/11
Size
20mm
Depth
15.0m
Water temperature
17.0℃

特徴

体は長卵形で比較的体高が高く、明瞭な外套膜縁線をもたないが、各側に並ぶ 5 本の大型側方乳頭状突起がその位置を示す。側方突起のうち中央 3 本はとくに長く、体幅の約 2 倍に達する。突起は基部から太くなりつつ先端で尖り、円筒形に近い。突起はよく動き、水平・垂直・体上に折りたたんだ状態のいずれもとる。二次鰓直前に 1 本の背部正中乳頭状突起が立つ(側方突起と同様の長さ・形)。二次鰓は長い単純鰓で、3 群に分かれる。触角の上半分が薄板状。体地色は黄金橙色。外套膜乳頭状突起と口触手の先端は黒色、足の後端にも 1 個の黒色斑がある。外套膜には不透明白色の正中線が触角の間から正中乳頭状突起の基部まで走り、突起の前面 1/2 まで延長する。体側にも白色側線があり、各乳頭状突起の外側面を白色枝が黒色先端の直下まで伸ばす。触角は柄部が半透明橙色、棍部は黒色で、棍部後正中に白色線が走る。鰓は半透明橙色で縁が不透明白色。原記載個体は体長 18 mm(生体時、ホロタイプ)、最大パラタイプは 19 mm 固定。

分布

模式産地はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州 Coffs Harbour 沖の Split Solitary Island(1993 年 2 月 15 日、ホロタイプ AM C172896)。NSW 沿岸の固有種で、Coffs Harbour、Fish Rock Cave(South West Rocks)、Montague 島(NSW 南部)から記録される。

種小名の由来

種小名 mellita はラテン語で「蜂蜜のような」を意味し、本種の鮮やかな黄金橙色の体色を蜂蜜にたとえた命名。

補足

原記載属は Okenia で、後に復活された Ceratodoris 属に移された。橙地に黒色突起先端と白色縦線という配色は属内で唯一のもので、他の全種から外見で容易に識別できる。咽頭口腔内壁のクチクラと突出する突起群が顎装置として強壮に発達しており、石灰化した骨格をもつコケムシを捕食すると推定されているが、摂餌は野外観察されていない。
References
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観察地: ×

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学術データベース

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