セスジイバラウミウシ Bermudella pellucida (Burn, 1967)

セスジイバラウミウシ Bermudella pellucida

Location
日本>東京>八丈島>神湊
Date
2025/08/11
Size
8mm
Depth
3.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体地色は半透明の白色〜黄白色で、内臓部はやや暗い。背面と背側突起・鰓・足底以外の全身に、チャ色の枝分かれする線で形成される網目模様が広がる。触角は基部の3/4までチョコレートブラウンの帯をもち先端は白色。鰓は完全に透明で6本の単羽枝からなる。背側突起は7〜10対が体側に並び、触角の前方の2対は他より長い。背面正中線上には触角と鰓の間に3本、しばしば鰓の後方にも小さな1本の背面突起がある。口触手は耳形で明瞭。生時10mm前後、固定標本で6〜7mm。

分布

原記載はオーストラリア (Burn 1967)。アラブ首長国連邦 (Behrens 2001)、ハワイ諸島 (Gosliner, Johnson & Bertsch 1986)、日本 (Kurihara 1999)、パルミラ環礁・マレーシアからも報告される。

種小名の由来

ラテン語 pellucidus (透明な) に由来し、半透明の体色を指す。

補足

クテノストム類コケムシ Zoobotryon 上で細長い卵塊と共にしばしば見られる。この宿主が大きな浮遊塊として海流で運ばれることが、本種の広い分布を支える要因と考えられている。Bermudella 属への移動は2004年以降の系統研究による。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Bermudella pellucida の解説・写真が掲載されています。

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