シオンイバラウミウシ Bermudella purpureolineata (Gosliner, 2004)

シオンイバラウミウシ Bermudella purpureolineata

Location
フィリピン>ボラカイ島>ナソグ
Date
2016/02/28
Size
20mm
Depth
15.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

体地色は一様に半透明の紫色。背面には濃い紫色の不規則な網目状の縦線が走り、鰓の褶葉にも濃い紫色の色素が分布する。触角は基部が暗紫色で大半が赤色。背側突起は体側に7対が並び、最前方の2対は触角の前方に前向きで位置する。背面正中線上には鰓の前方に2本の背面突起がある (本種は Okenia のうち背面正中線に2本の突起をもつ唯一の種として記載された)。鰓は4〜5本の単羽枝からなる。触角は18〜21枚の密集した褶葉をもつ。口触手は幅広く三角形で前足の側縁を越えて伸びる。生時10〜12mm。

分布

模式産地は沖縄県・瀬良垣ビーチ、水深49m。本種は琉球列島の沖縄からのみ知られる。

種小名の由来

原記載 (Gosliner, 2004, p.133) の Etymology 段落は次の通り — "The species name, Okenia purpureolineata, is derived from the presence of longitudinal purple lines on the dorsal surface of the body." 種小名はラテン語の purpureus (紫色) と lineatus (線のある) からなり、背面の紫色の縦線にちなむ。

補足

水深49〜60mの直立性の樹枝状コケムシ上で得られる。原記載は Okenia purpureolineata として 2004 年の改訂 Proceedings of the California Academy of Sciences 55(5): 125-161 に発表された。Bermudella 属への移動は2004年以降の系統研究による。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Bermudella purpureolineata の解説・写真が掲載されています。

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