ウテンミノウミウシ Baeolidia rieae Carmona, Pola, Gosliner & Cervera, 2014

ウテンミノウミウシ Baeolidia rieae

Location
日本>鹿児島>奄美大島>宇天ビーチ
Date
2020/10/17
Size
8mm
Depth
8.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

体は短く幅広で、足の後端近くで先細りする。前足角は丸い。体地色は半透明で、外套膜上には濃い黄土色と真珠光沢のある白色の色素が広がる。触角は地色と同色で乳頭状突起は目立たず、頂点は真珠光沢の白色。背側突起は大きく扁平でほとんど葉状を呈し、淡い黄土色を地色に真珠光沢の白色・濃い黄土色・玉虫光沢の緑色の色素を併せもつ。刺胞嚢は白色。背側突起は 1 つのアーチに続いて 3 列が配列し、心嚢前後群に明瞭な間隙が生じる。各アーチは 2〜5 個の突起をもち、足の後方に向かって小さくなる。肛門は閉肛型で、右側第 1 列の後ろに位置する。生殖孔は最前列の突起群の後方右側に開く。マメスナギンチャク類を餌とする。

分布

模式産地は鹿児島県奄美大島の宇天 (水深 7 m、緑色のマメスナギンチャク類の近く)。原記載時はこの 1 地点のみから知られていた。

種小名の由来

種小名 rieae は、本種を記載した Carmona ら 2014 が、本種を含む日本産標本を提供した中野理枝氏に献名したもの。

和名の由来

模式産地の宇天 (ウテン) にちなむ。

補足

和名「ウテンミノウミウシ」は模式産地の宇天 (奄美大島) にちなむ。同論文記載の Baeolidia gracilisBaeolidia lunaris も玉虫光沢の色素をもつが、本種は背側突起が大きく扁平で葉状を呈する点で外見的に区別される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Baeolidia rieae の解説・写真が掲載されています。

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