タテジワミドリガイ Smaragdinella sieboldi A. Adams, 1864

タテジワミドリガイ Smaragdinella sieboldi

Location
日本>和歌山>南紀串本>えびすの浜
Date
2020/12/22
Size
10mm
Depth
1.5m
Water temperature
19.0℃

特徴

小型で繊細なタテジワミドリガイ属の種。淡い緑灰色を呈し、卵形〜長卵形の薄く半透明な殻をもつ。殻はわずかにしか巻き込まず、開口部が広く開く。背面には縦走する微細な彫刻が走る。軸唇には螺旋状の薄板がわずかに広がる程度に発達するのが本種の最大の識別点で、同属の Smaragdinella viridisSmaragdinella glaucaSmaragdinella minor では薄板が幅広く発達してカップ状の付属物を形成するのに対し、本種では細い螺旋状の隆起線が見られるにすぎない。

分布

模式産地は日本のタカノシマ (鷹野島) の潮間帯。西部太平洋から記録される。

種小名の由来

種小名 sieboldi は、ドイツ人博物学者フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト (1796-1866) に献名されたもので、シーボルトは 1820〜1830 年代の日本滞在中に日本の海産動物相を広く採集し、欧州の博物館に収蔵させた。Adams は原記載でシーボルトの収集による標本に基づいたことを記している。

補足

和名「タテジワミドリガイ」は背面の縦走する微細な彫刻 (縦皺) に由来する。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Smaragdinella sieboldi の解説・写真が掲載されています。

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