タンブヤ・カヴァ Tambja kava Pola, Padula, Gosliner & Cervera, 2014
特徴
体は細長く、後足は長く尖る。生時の体長は 15 mm 前後と小型。地色は一様な緑色で、外套縁に白色の途切れた線が走り、円形の二次鰓の後ろで合流する。体側には縦走する赤みを帯びた縦線が多数並び、体表面に皺寄せされたような外観を与える。触角は約 16 枚の褶葉を備え、完全に引き込み可能で繊細な葉状構造をもつ。触角の先端、上部褶葉、基部、口触手、二次鰓の上半分、後足の後端は紫色を帯びる。残りの触角褶葉は赤みを帯び、触角鞘は地色と同じ。二次鰓は 5 枚で引き込み不能、三羽状で、肛門突起を半円状に取り囲む。基部の外側鰓軸と内側鰓軸は白色。生殖孔は右側で二次鰓と触角の中間に開く。触角と口触手の間の体側には用途不明の小さな側方溝があり、これは Tambja 属の他種にも見られる特徴である。分布
模式産地はヴァヌアツ諸島・西アオレ島。原記載時はホロタイプ 1 個体のみが知られていた。種小名の由来
種小名 kava は、本種が採集されたヴァヌアツ、およびメラネシア西太平洋一帯の文化圏で広く飲まれる伝統的な飲み物カヴァに由来する。補足
外見的に類似する既知種は日本産の Tambja amakusana のみだが、本種では外套縁の白色線が二次鰓の後方で合流する点で外見的に区別される。References