バエオリディア・スコットジョンソニ Baeolidia scottjohnsoni Carmona, Pola, Gosliner & Cervera, 2014

Baeolidia scottjohnsoni

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特徴

体は短く幅広で、腹足後端に向かって細くなる。腹足前角は触角状。体地色は褐色。頭部、背面、腹足全体に明るい白色の斑点が入る。背面の白色斑は心嚢部から腹足後端まで連続したパッチを成し、背側突起の挿入部のみ斑がない。白色斑の上には虹色光沢の青色色素が重なり、特に左右の背側突起群が近接する背中央部や、背側突起の挿入部付近で顕著。触角・口触手・腹足前角は褐色で明るい白色斑をもつ。触角は口触手とほぼ同長で、細長い乳頭状突起をもち、先端の乳頭は白色で頂端は白色。背側突起は中程度の長さで扁平、葉状にやや内側へ反る。色は褐色で後面に白色斑、前面に二重の亜頂端帯、上半は白色、下半は虹色光沢の青色 (基部まで及ぶことがある)。先端付近に橙色〜淡黄土色の斑が入り、明るい黄土色の網目模様で覆われる。先端には白色の小環がある。背側突起は左右に2つの弓状群と2列で並び、心嚢部前後の群の間に明瞭な隙間がある。

分布

マーシャル諸島 (模式産地: クェゼリン環礁の Enewetak Pinnacle、水深10m、Caulerpa 上)、ハワイ諸島 (パラタイプはマウイ島ワヒクリ産)。

種小名の由来

マーシャル諸島から本種を含む多数の標本を提供した Scott Johnson 氏 (アメリカ海軍勤務の博物学者・水中写真家) への献名。

補足

Baeolidia japonica と外見的に類似し色彩・受精嚢の構造で混同されてきたが、分子系統解析で隠蔽種として識別され、新種記載された。識別形質は (1) 背面の白色斑上の青色色素、(2) 歯舌小歯が B. japonica より幅広い、(3) 受精嚢が折り畳まれている。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Baeolidia scottjohnsoni の解説・写真が掲載されています。

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