アエジレス・ペタリス Aegires petalis Fahey & Gosliner, 2004

アエジレス・ペタリス Aegires petalis

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2018/04/02
Size
7mm
Depth
18.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体長約5mmの極めて小型の裸鰓類。体形は細長く背面は高い。背面の前半には2列に並ぶ扁平な頂部を持つ瘤状突起があり、後半では最大の瘤が菱形に配列する。さらに大型の扁平な瘤が背面の縁に沿って並ぶ。すべての瘤の頂部から長い骨片 (spicule) が突き出る。触角鞘は円筒形で高く、外縁が花弁状に裂ける。触角自体は平滑。鰓嚢は背面正中に位置し、扁平な頂部を持つ3本の突起に守られ、小さな鰓葉は3回羽枝。体地色は白色で、瘤・触角・鰓もすべて白色。

分布

パプアニューギニア(マダン、Anemone Reef)から記載された。日本からも記録がある。

種小名の由来

原記載 (Fahey & Gosliner, 2004, p.654) の Etymology 段落は次の通り — "The specific name petalis is taken from the Greek word petalon meaning a leaf or petal. This is in reference to the rhinophore sheaths of this new species." 種小名 petalis はギリシャ語 petalon(葉あるいは花弁)に由来し、触角鞘の形状に因む。

補足

Fahey & Gosliner(2004)によるセンニンウミウシ科の系統分類学的改訂論文(Proceedings of the California Academy of Sciences, 55(34): 613-689)の中で8新種のひとつとして記載された。原記載 Discussion では、本種は Aegires ortizi と最も近縁であるが、触角鞘の縁が高く隆起する点、瘤状突起の頂部の形状、ペニス形態 (本種は短く太く、A. ortizi は非常に長く幅広い) などで区別されると述べられている。海綿を摂食すると考えられる。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Aegires petalis の解説・写真が掲載されています。

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