キュウバンウミウシ Aegires incusus Fahey & Gosliner, 2004
特徴
体は細長くやや丸みを帯びる。体後部の三分の一は前半部より細い。背面には平頂の高い突起が並ぶ。突起は鉄床あるいはマッシュルーム状で、頂部から骨針が突き出す。足の後端の縁にも小さな突起が並び、先端には目立つ突起が一本立つ。触角鞘はやや盛り上がり、通常は大きさの異なる三本の突起に囲まれる。体地色は黄白色で、体表全体が同色〜やや黄色を帯びたキノコ状突起に覆われる。触角の色は黄白色から褐色。分布
マダガスカル、フィリピン、日本など、インド-西太平洋から記録されている。種小名の由来
種小名 incusus はラテン語で「鉄床(かなとこ)」を意味し、本種の突起の多くが取る形状を表す。和名の由来
背面の突起が吸盤のように見えるところにちなむ。補足
海綿食の小型ドーリス類。References
- キュウバンウミウシ(仮称), 小野篤司. (1999). ウミウシガイドブック. TBSブリタニカ.
- キュウバンウミウシ(新称), 小野篤司. (2000). ウミウシガイドブック. 第2版. TBSブリタニカ.