アマクサキジビキガイ Punctacteon amakusaensis T. Habe, 1961

アマクサキジビキガイ Punctacteon amakusaensis

Location
日本>熊本>天草>下の倉
Date
2026/05/17
Size
10mm
Depth
8.0m
Water temperature
19.7℃

アマクサキジビキガイとは

九州西岸の砂泥底に生息するオオシイノミガイ科の小型巻貝。殻長 7 mm 前後の薄手の卵円形の殻に、淡桃色の大斑と細かな刻点列の螺溝が走り、螺塔は本属の他種に比べて高い。

特徴

殻長は約 7 mm の小型種で、螺塔は本属の他種に比べて高い。やや薄質で、白色地に淡桃色の大斑が散らばる。殻表全面に刻点状の螺溝が走り、殻口内側の軸襞は強く発達する。臍孔は開かない。殻はオオシイノミガイ科に共通する卵円形で、蓋で殻口をほぼ完全に塞ぎ、軟体は殻内に完全に収まる。砂泥に潜って生活する。

分布

波部 (1961)『続原色日本貝類図鑑』では、原記載時の分布は九州西岸の水深 10〜30 m の砂泥底とされた。奥谷編 (2000)『日本近海産貝類図鑑』では、九州から沖縄の水深 10〜30 m の砂泥底へと分布記録が拡張されている。

種小名の由来

種小名 amakusaensis は熊本県の天草地方を意味するラテン形容詞 (語尾 -ensis は地名由来を示す接尾辞)。原記載者の波部忠重は九州大学天草臨海実験所に在籍しており、本種は同実験所での採集標本に基づいて記載されている。

補足

Punctacteon Kuroda & T. Habe, 1961 は本種と同じ波部 (1961)『続原色日本貝類図鑑』で創設された属。和名のキジビキガイ属はこの属の総称で、日本近海から多数の小型種が知られる。
References
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