ツマベニクダタマガイ Cylichna biplicata (A. Adams, 1850)
特徴
円筒形の小さな殻をもつ後鰓類。殻は細長く、後端はやや丸みを帯び、表面には間隔のあいた螺旋状の溝が刻まれる。殻頂部は深く陥入する。殻口は細く線形で、上方に伸び下方ではわずかに広がる。殻軸の前部には石灰質の肥厚があり、2 本のひだをもつ。殻表は薄い赤褐色の殻皮で覆われる。分布
原記載時は南シナ海から記録されていた (キューミング・コレクションの標本に基づく)。現在は西太平洋のベトナム周辺などからも記録される。種小名の由来
種小名 biplicata はラテン語で「2 つのひだをもつ」を意味し、殻軸前部の 2 本の折りひだに由来する。補足
小型のナツメガイ類で、砂泥底に棲み、生時は殻が薄い殻皮に覆われる。References