ホタルビイボウミウシ Phyllidia larryi (Brunckhorst, 1993)

ホタルビイボウミウシ Phyllidia larryi

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2025/04/10
Size
8mm
Depth
0.5m
Water temperature
21.0℃

特徴

ホロタイプ標本 6mm のみに基づく小型のイボウミウシ。成体のサイズは不明。背面の地色は黄色で、外套膜縁を横切る数本 (ホロタイプでは7本) の孤立した狭く赤い横線が走る。結節は微細で丸く、背面全体に均等に分布する。触角結節は他の結節と類似する。触角自体は背面と同じ黄色 (金色ではない)。各葉状板は8〜10枚。腹側 (外套膜下面、足、鰓、口触手) もすべて黄色で、目立つ模様はない。腹側後方の肛門はやや大きい。

分布

グアム島のみから知られる。模式産地はグアム・バイル湾 (水深8m)。

種小名の由来

原記載 (Brunckhorst, 1993, p.47) の Etymology 段落は次の通り — "This species is named for my father, Larry." 種小名 larryi は、著者 Brunckhorst の父親 Larry にちなむ献名。

補足

本種は 1993 年の Phyllidiidae 改訂 Records of the Australian Museum Supplement 16: 1-107 において Fryeria larryi として新種記載され、現在は Phyllidia 属に置かれている。原記載 Remarks では本種は Fryeria 諸種のうち唯一、黄色の腹側と黄色の鰓をもつ種として容易に識別できると述べられている。他の Fryeria 種では肛門が非常に小さく顕微鏡なしには観察困難だが、本種では大きい。黒い色素を欠くもう1種 F. bayi も小型だが、淡い褐色のまだら模様と、3枚のごく斜めの葉状板をもつ白色の触角で本種から明確に区別される。表面的に類似する Phyllidia zebrina は淡クリームの地色に褐色斑、より大きな結節 (本種では微小)、背側の肛門で区別される (p.46-47)。

和名の由来

短い線が蛍火を連想させる。
References

本書に掲載されています

今川郁. (2026). 沖縄のウミウシ: DNA解析による最新の分類図鑑1089種. 誠文堂新光社. 表紙

今川郁. (2026). 沖縄のウミウシ: DNA解析による最新の分類図鑑1089種. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Phyllidia larryi の解説・写真が掲載されています。

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観察地: ×

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標本・DNA情報

観察 データベース COI 16S H3
#53939 BOLD Systems SSWBP526-25

学術データベース

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