アマクサウミウシ Actinocyclus papillatus (Bergh, 1878)

アマクサウミウシ Actinocyclus papillatus

Location
日本>神奈川>城ヶ島>岩骨
Date
2018/07/16
Size
80mm
Depth
17.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体形は卵形から円形で、背面は強く膨らみ、横走・縦走する隆条が交差した網目状の模様をもつ。触角を欠く。二次鰓は引込み式で単羽状、肛門開口はほぼ中央に位置する。足は広く前縁は強く湾入する。

固定標本の体長は 5.5 cm、体幅 4.5 cm、体高最大 1.5 cm。生時の体色は暗い石板灰色に緑がかった色調で、淡色の疣状突起の頂部に黒色斑をもつ。二次鰓・触角も同様に暗色。外套膜の腹面と足の上面は黄灰色、足底は汚黄色。触角口の径は約 5 mm で褶葉を約 30 枚もつ。外套縁は小型と大型の疣状突起で密に覆われ、疣状突起は最大 2.5 mm 高・3 mm 径に達し、しばしば横走する隆条を成す。二次鰓開口は心臓形で内径 7.5 mm、二次鰓は 18 葉から成る。

分布

模式産地はフィリピン海域・ボホール島周辺の Ubay。後の研究でフィリピン、パプアニューギニア、日本など西太平洋からも記録されている。

種小名の由来

種小名 papillata はラテン語の「乳頭状突起をもつ」を意味する形容詞の女性形。背面を密に覆う発達した疣状突起にちなむ記述的命名。

補足

原記載時は Sphaerodoris 属のタイプ種として記述されたが、Ehrenberg の Actinocyclus Ehrenberg, 1831 が先取権をもつ属名として復活し、現行の組合せは Actinocyclus papillatus となる (著者表記の括弧書きはこの属移動を示す)。
References
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