テリーイボウミウシ Phyllidia goslineri Brunckhorst, 1993

テリーイボウミウシ Phyllidia goslineri

Location
日本>東京>八丈島
Date
2024/11/04
Size
14mm
Depth
3.0m
Water temperature
25.9℃

特徴

ホロタイプ標本 14mm のみに基づくイボウミウシ。背面の地色はクリーム〜淡い褐色で、不規則な形の黄褐色の斑が背面全体に広がり、その上に無数の微小な濃褐色の斑点が均等に散らばる。生体では中央部に明るい赤色の消化腺が透けて見える。背面の結節は小さく丸みを帯びて、それぞれの基部の色を反映する。触角はクリーム色で棒状に近く、16〜17枚の幅広の葉状板をもつ。腹側および足、口触手はすべてクリーム色。

分布

パプアニューギニア・マダンのプラネット・ロック (水深12〜20m) で採集された1個体のみが知られる。模式標本は T.M. Gosliner により採集された。

種小名の由来

原記載 (Brunckhorst, 1993, p.42) の Etymology 段落は次の通り — "This species is named in honour of Dr T.M. Gosliner." 種小名 goslineri は、模式標本を採集した T.M. Gosliner 博士 (カリフォルニア科学アカデミー) への献名。

補足

本種は 1993 年の Phyllidiidae 改訂 Records of the Australian Museum Supplement 16: 1-107 で新種記載された。原記載 Remarks では本種は半透明クリームの背面に不規則な黄褐色 (tan) の斑、無数の微小な濃褐色の点、棒状のクリーム色触角・足・口触手を備える点で他のすべての既知 Phyllidia 種と容易に区別されると述べられている。褐色を呈する Phyllidia 種は他に知られていない (p.42)。クリーム色の触角を共有する P. scottjohnsoniPhyllidiopsis loricata は触角が尖り、結節パターンが大きく異なるため区別される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Phyllidia goslineri の解説・写真が掲載されています。

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