クチナシイロウミウシ Hypselodoris whitei (A. Adams & Reeve, 1850)

クチナシイロウミウシ Hypselodoris whitei

Location
モーリシャス>モーリシャス島>ル・モーン>ホワイトチップ
Date
2017/02/17
Size
35mm
Depth
25.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

体地色は白色から淡黄白色で、背面には鮮やかな紫色から赤紫色の縦線が5本走る。これらの縦線は前後で繋がり、触角二次鰓を取り囲むような閉じた模様を形成する傾向がある。体側にも2本の紫色の縦線が入り、外套膜の縁、足の縁、鰓孔の周囲にも紫色の細線が縁取りのように走る。触角は橙色から朱色で先端が白く、二次鰓も橙色を帯び、鰓葉の内側や先端が白くなる個体が多い。体長は最大で30mm前後に達する。

分布

模式産地はスマトラ島とボルネオ島の間のカリマタ海峡。インド・西太平洋に広く分布し、インドネシア、フィリピン、マレーシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島、ニューカレドニア、オーストラリア東岸、マーシャル諸島などから記録がある。日本では本州中部以南の岩礁域で観察される。

種小名の由来

種小名 whitei は、英国の博物学者アダム・ホワイト氏 (1817-1878) への献名。ホワイト氏は大英博物館で甲殻類や昆虫を担当した分類学者で、本種を含む H.M.S. Samarang 航海の標本研究にも関与した。記載者の Arthur Adams と Lovell Reeve がホワイト氏の業績に敬意を表して命名した。

補足

原記載Goniodoris whitei A. Adams & Reeve, 1850 として H.M.S. Samarang 航海報告のなかで発表された。現在は Stimpson 1855 設立の Hypselodoris 属に置かれる。Chromodoris mouaci Risbec, 1930 および Hypselodoris centunculus Yonow, 1994 はシノニムとして整理されている。和名「クチナシイロウミウシ」は 馬場 1953 において Glossodoris hilaris (Bergh, 1890) の色彩変異として日本産個体が報告された際に提唱された。1999 年の改訂のインド太平洋産 Hypselodoris 属の系統再整理によって本種の概念が整理され、外見の似たインド洋産の Hypselodoris maridadilus Rudman, 1977 は触角と鰓に白色斑を欠くことで区別される。
References
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


タグ:
観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら