シンデレラウミウシ Hypselodoris apolegma (Yonow, 2001)

シンデレラウミウシ Hypselodoris apolegma

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2015/12/21
Size
80mm
Depth
30.0m
Water temperature
23.0℃

特徴

体長 100 mm 程度に達する大型のイロウミウシ類。生時の体地色はほぼ蛍光発光的な深いマゼンタピンクから紫色を呈する。外套膜の地色は紫色の細点と白色の網状模様の入り混じった移行帯を経由して、不透明白色の縁取りに繋がり、地色と縁の境界はぼかされる。外套膜は前方ではややへら状に広がり、縁は細かく縮れる。本体は高く肉厚だがしっかりしており、外套膜が足を覆う部分は限定的。足は大きく丈夫で、後方では外套膜を超えて突出する。触角は深いオレンジ黄色で、柄部は紫色。触角棍棒部は 25〜29 枚の褶葉をもつ。鰓は 5 葉の三羽状で、軸が紫色、鰓葉自体は黄色を呈し、背面後方寄り高位置に立ち上がって配される。鰓孔は生時に非常に高く挙上し、ほぼ管状となり表面は粒状。足の色は外套膜よりやや紫みが強く一様で、腹側は 2 重の薄板状構造を呈する。

分布

模式産地はインドネシア・モルッカ諸島・アンボン島・ヒトゥ半島の Het Suikerbroodje 礁 (水深 4〜5 m)。原記載時はモルッカ諸島から記録されていた。後年、マレーシア、フィリピン、日本など西太平洋熱帯〜亜熱帯域に広く分布が拡張されている。

種小名の由来

種小名 apolegma は古代ギリシャ語で「衣のへり、裾飾り」を意味し、本種の白色縁取りが紫色の外套膜とぼやけた移行帯で繋がる様子にちなむ。

補足

本種は従来 Hypselodoris bullocki と誤同定されることが多く、Yonow 2001 によって独立種として整理された。
References
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