マーマレイドウミウシ Halgerda terramtuentis Bertsch & S. Johnson, 1982

マーマレイドウミウシ Halgerda terramtuentis

Location
アメリカ>ハワイ>オアフ島>マジック島
Date
2018/12/12
Size
15mm
Depth
5.0m
Water temperature
25.0℃

特徴

体長は通常 50mm までで、最大 110〜120mm に達するとされる。体地色は半透明の白色で、背面には先端が淡黄色〜白色の低い結節が散在する。結節同士は低い稜線で繋がり、結節と稜線のあいだに金橙色の細線が網目状に走って美しい意匠をなす。外套膜の縁辺近くには、縁に沿って一本の橙色の縁取り線が走る。触角二次鰓は半透明の白色で、いずれも黒色の細点を散らす。鰓葉は二回羽状で、本属に特徴的な平滑触角鞘と鰓鞘を持つ。

分布

ハワイ諸島の固有種で、ハワイ島・マウイ島・ラナイ島・オアフ島・カウアイ島・ニイハウ島のほか、フレンチフリゲート瀬・ジョンストン環礁から記録されている。模式産地はハワイ諸島。水深 1.5〜43m の岩礁域および岩棚の陰、洞窟壁などに生息する。

種小名の由来

種小名 terramtuentis は「大地を見守る者の」を意味するラテン語に由来し、本種の原記載 (Bertsch & Johnson, 1982) に至る現地調査を支援した Earthwatch Institute のボランティアたちへの献名である。

補足

未同定の橙色海綿を食べると考えられており、産卵塊は鮮黄色を呈する。昼夜を問わず岩肌で観察される、ハワイで最も普通に見られる裸鰓類の一つ。英名は Gold Lace Nudibranch のほか、献名にちなむ Earthwatch Nudibranch も用いられる。Donohoo et al. 2023 の分子系統解析では、本種は Halgerda carlsoni 種複合群に含まれるクレードに位置づけられた。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Halgerda terramtuentis の解説・写真が掲載されています。

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