ハルゲルダ・プロフンダ Halgerda profunda Donohoo & Gosliner, 2023

ハルゲルダ・プロフンダ Halgerda profunda

Location
インドネシア>バリ島
Date
2006/03/18
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

記載に使われた標本は体長約60mm。体は硬めでゼラチン質の楕円形をしている。地色は半透明の白で、外套膜のふちに沿って小さな黒点が並ぶ。背面には不規則な黒い隆起線が走り、その上に大きな円錐形の突起が並ぶ。突起の先端は淡い黄色に色づき、外套膜のふちには細い白色の帯がある。肛門を囲む鰓は羽状に枝分かれした4枚の葉からなり、半透明の白色に細い黒条と小黒点が入る。触角は先細りで、約24枚のクリーム色のひだを持ち、後面に黒い筋が走る。

分布

模式産地はフィリピン、ミンドロ島西部のルバング島沖 (水深約91m)。フィリピンの光が乏しい深場の岩礁 (中光層、おおむね水深60〜90m) から知られ、通常のスキューバダイビングで到達する深さより下に分布する。

種小名の由来

種小名 profunda はラテン語で「深い」を意味し、本種が見つかる中光層下部の深さにちなむ。

補足

DNA (COI・16S・H3) を用いた解析では、同じくフィリピンの深場から見つかった Halgerda mesophoticaHalgerda takipsilim と近縁な「中光層グループ」にまとまるが、COI 遺伝子で 5.8% 以上の差があり別種として区別される。外見では、黒い隆起線と先端が黄色い円錐形の突起、触角後面の黒い筋によって近縁種と見分けられる。近縁の H. takipsilim は隆起線が褐色でひだが淡黄色、H. mesophotica は隆起線を欠き突起の先から褐色の線が放射する点で異なる。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Halgerda profunda の解説・写真が掲載されています。

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